――マイルズさんが好きな日本のチームや選手はいますか?
私は横浜F・マリノスのファンです。海、海賊のイメージだからでしょうか。日本の漫画が大好きで『ONE PIECE』とかの影響があるかもしれませんね。
選手単位でいえば、三笘選手(ブライトン)です。スキルはもちろんですが、彼の人間性も含めてストーリーが好きですね。
――今回、マリノスが所属するJ1だけでなくJ2、J3までが網羅されています。J3まで搭載したゲームはこれまでなかったのではないかと思うのですが、J3まで搭載した理由は何でしょうか?
Jリーグさんとお話をするにあたっても「J3まで含める」というのを常に言い続けてきました。
『Football Manager』プレイヤーの多くは、最初にビッグクラブである程度のゲームプレイを経験した後に、自分が推している地域のクラブでプレーを始めるんです。ちょっと弱かったり、下部のディビジョンのクラブを育てて上にあがっていく、世界に羽ばたく物語を紡いでいくという人が本当に多いんです。
J1からJ3までそれぞれのクラブにやっぱりサポーターさんがついていて、なぜサポートしているかっていうとそのチームに勝って欲しいから、好きだからっていう。熱量がすごいですよね。そういう人たちがこの『Football Manager』で、夢を叶えてあげる場を提供することができたら本当に嬉しいです。
――私が最初にプレーしたのは20年ぐらい前ですが、当時でも10万人ぐらいの選手データがあって滅茶苦茶多く感じたのですが、今では50万人の選手が登録されているそうですね?
はい。今は50万人ほどの選手データがあります。イングランドでいえばカンファレンス・ナショナル(5部)まで網羅していますし、下部リーグを大切にしています。
我々は外部の調査会社を使っておらず、1500人のリサーチャーが各国の選手、それもU-18チームのようなユースのメンバーまで250項目を収集しています。
フィジカルもそうですし、走るスピード、パスの精度といったもの以外にも、選手の性格とか細かいところまで全部ですね。
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今回、Jリーグが追加されるにあたり日本のリサーチャーも増えるでしょうし、来年の『FM25』では女子サッカーリーグ、女子選手を搭載する予定です。その時には2000人を超えていると思います。
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