かつて清水エスパルスでプレーした元韓国代表MFチェ・テウク氏が、選手の加入斡旋による汚職に関わった容疑で起訴されたとのこと。
チェ・テウクは1981年生まれの42歳。2002年の日韓ワールドカップで4位となった韓国代表のメンバーで、その後アテネ五輪にも出場した。
2005年には仁川ユナイテッドから清水エスパルスに加入し、Jリーグで主力としてプレーしたが、1年で韓国に復帰し浦項スティーラースへと移籍している。
2014年に蔚山現代でプレーしたのを最後に現役を引退し、それからは指導者に転身。2018年からは韓国代表のアシスタントコーチを務め、昨年のワールドカップ終了後に退任していた。
『スポーツソウル』などが伝えたところによれば、当該の事件はKリーグ2の安山グリナースを中心として行われていた汚職であるという。
安山グリナースの元会長であるイ・ジョンゴル氏らは、昨年から今年にかけて加入した2選手の両親や代理人にメルセデス・ベンツの乗用車やロレックスの時計、現金など5000万ウォン(およそ555万円)の報酬を提供していたとのこと。
チェ・テウク氏も選手を加入させる見返りに4500万ウォン(およそ500万円)の賄賂を受け取ったとされているそうだ。
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昨年のワールドカップ終了後は韓国プロサッカー連盟の技術研究グループ(TSG)に加わっていたチェ・テウク氏であるが、この事件を受けて暫定的に職務停止となっているとのこと。