1993年に始まったJリーグは今年で30周年を迎えた。

そうしたなか、JリーグのYoutubeチャンネルで、稲本潤一さんら日本代表経験者たちが様々な話題について語った。

稲本さんは衝撃を受けた選手として、ガンバ大阪時代にともにプレーしたカメルーン代表FWパトリック・エムボマをあげていた。

「高校生の時に17歳で初めてトップチームに行って、エムボマを見た時はちょっと衝撃を受けたかな、すごさに。すごい!っていう一言。ワールドクラス。

全く動かへんのよ。守備もしない。でも、ボールが来たら、全部シュート入ったりとか。

(当時の年齢は)30手前。それでも動かへんから。(練習でも)動かない、調整(程度)。それでも左足はすごかった。

97年の最初の3試合は全部4-0くらいで勝ってて(実際は4-1、4-0、4-1)、全部エムボマが点入れたりしてたから。この衝撃はなかなか超えるのはないかな、今までで。

(私生活では)日本のことがすごい好きやし、息子とかにもケンジって名前つけたんかな。

すごいいい人。でも、試合中はこわかったけど。エムボマくらいにしか怒られへんかった、俺は。パス、ミスったら。

厳しかったけど、いいプレーしたら、メッチャ誉めてくれる。ほんまアメとムチで気持ち良くなってたもん(笑)」

「浪速の黒豹」とも呼ばれたエムボマは、ガンバ大阪で34試合29ゴールと大暴れ。運動量は全くなかったというが、左足のシュートはすごかったそう。

実際、この一撃はJリーグ史に残る伝説ゴールだ。

何度見てもえぐい!稲本さんも、このゴールはわけが分からなかったとか。

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ちなみに、日本好きだというエムボマは、5人いる子供のうち4人目の息子さんに「Kenji」という名前をつけている。

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