オランダ王者のフェイエノールトに移籍した上田綺世。
13日に行われたフォルトゥナ・シッタートとのエールディビジ開幕戦に途中出場し、新天地でデビューした。
フェイエは前半25分にDFが退場になっており、後半31分に投入された上田も得点を生み出せず。
結局、0-0のスコアレスドローに終わり、『De Telegraaf』では「フェイエに衝撃…輝かしい優勝の年を経て、世界は大きく変わったように見える。退場者を出し、(格下相手に)貴重な勝点2を失った」と伝えていた。
この日の上田は、メキシコ人FWサンティアゴ・ヒメネスとともにプレー。かつてアヤックスやPSV、浦和レッズなどで監督を務めたアート・デモスは、ESPNで上田についてこう述べていたそう。
「彼はとてもいいプレーができる。典型的な日本人ストライカーだ。
長身のFWよりも高く跳べるし、敏捷性もある。ゴールの隅に素早く決める術を知っている。
典型的な危険な日本人ストライカーだ。彼らは技術的に優れており、恐れを知らない。
(上田は)発見になるだろう。とてもいい買い物をしたよ!私は彼をよく見てきた。
彼はカウンターしかできないと思うかもしれない、あのスピードがあるからね。
だが、狭いスペースでも非常に長けている。素晴らしい補強だ。
すぐにヒメネスの後ろで“10番”としてプレーするだろう。
カルフィン・ステングスは右に移動するだろうが、それはスロット監督にとって非常にいい解決策になるはずだ」
アルネ・スロット監督は4-3-3システムが多く、上田はヒメネスと1トップの座を争うと見られている。
ただ、デモスは、ヒメネスの後ろに上田を置く布陣になると考えているようだ。
上田はベルギーでも当初は不慣れなトップ下で起用されたが、オランダでも同じような状況になるのだろうか。