かつてウェストハム・ユナイテッドやブレントフォードに所属していたケイン・ライトという元選手が、スイスの博物館から盗まれたアンティーク花瓶の販売に関与した疑いにより逮捕されたようだ。

『The SUN』によれば、ケイン・ライトは今回警察のおとり捜査によって共犯者のレズリー・エンクワ、デイヴィッド・ラミングとともに逮捕されたとのこと。

その商品は明王朝の永楽帝の時代に作られた花瓶で、2019年6月にスイスのジュネーヴにある極東芸術博物館から盗まれたものだという。保険会社によってその価値は196万ポンド(およそ3.6億円)と評価されていた。

この犯人グループはこの花瓶を100万ポンド(およそ1.8億円)で販売しようとしており、警察はおとり捜査の末に45万ポンドで花瓶を購入する約束を取り付け、待ち合わせ場所として指定されたマリオット・ホテルで逮捕したそう。

なお、ケイン・ライトはこの事件に関して「エンクワ氏から協力を頼まれただけで、窃盗には関与していない」と証言しているとのこと。

ケイン・ライトはウェストハムとブレントフォードの下部組織で育った選手で、イングランドを離れてからはアメリカでもプレーしたという。2017年には5人制サッカーでレッドブルの大会に出場し、ネイマールの前でプレーしたとされる。

また2019年には6人制サッカー「ソッカ」のワールドカップでイングランド代表のメンバーとなっており、ベスト16進出に貢献していた選手だ。