J3アスルクラロ沼津は3日、元日本代表FW川又堅碁の加入を発表した。

苦節を乗り越えて返り咲いた。川又は今年1月5日にJ2ジェフユナイテッド市原・千葉を退団してから所属先が決まっていなかった。

だが負傷の影響などにより、2021年は公式戦に出場できず、翌シーズンはリーグ戦2試合に留まった。

退団後は沼津に練習参加した情報がSNS上に飛び交うこともあったが、今夏に入って正式な入団を勝ち取った。

身長184センチと高身長を生かした空中戦やゴール前の駆け引きからワンタッチで正確なシュートを放つストライカーは、2013年にJリーグベストイレブンに選出された。

日本代表では通算9試合1得点と優れた実績を持っている。

川又は

アスルクラロ沼津に加入することになりました川又堅碁です。
ここまでたどり着くのに決して簡単ではない道のりでしたが全力でサポートしてくださった亀田病院のスタッフの皆さん、JFAの代表スタッフの皆さん、そして練習参加を許可していただいたアスルクラロ沼津の監督、スタッフ、選手の皆さんには感謝しかありません。
この感謝の気持ちを胸に秘め、このチームをJ2に導けるように毎日熱く闘いたいと思います!
是非、アスルクラロ沼津に注目してください!

とリリースを通じてコメントした。

沼津は現在J3で4位と好調で、首位愛媛FCとの勝ち点は6ポイント差だ。

チームのクラブライセンスはJ3のため、現段階では昇格圏内でリーグを終えてもJ2に昇格できない。それでも実績のあるストライカーの加入により、好調のチームに好影響をもたらす可能性がある。

【関連記事】「3.11震災」で父を亡くしたJリーガー、アスルクラロ沼津MF菅井拓也の決意とは。

元日本代表ストライカーがキャリア初のJ3でどれだけの活躍を見せるか期待したい。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介