地域密着、地域貢献をモットーとする各Jリーグクラブは、これまでサッカーの枠を超えて地域のために活動してきた。
その中でも農業に力を入れるクラブが存在する。選手たちが農業に従事して、クラブオリジナルブランド商品として世に送り出した事例もある。
日本有数の農業が盛んな地域である東北のJリーグクラブは、どう地域に貢献しているのか。
そこで今回は農業に取り組む東北のJリーグクラブ3チームを紹介する。
モンテディオ山形の棚田米
日本の棚田百選「大蕨の棚田」は高齢化の進展や担い手不足などにより、継続的な耕作活動が困難な状況になりつつあった。そのため2010年からモンテディオ山形は大蕨棚田の再生と大蕨地区の元気回復を目的に、2010年から選手、監督らが棚田米の田植えや収穫に参加し始めた。
13年目を迎えたモンテ棚田米の田植えに行ってきました。
来年は昔みたいに、選手全員で行きたいな〜‼︎#モンテ棚田米 pic.twitter.com/qKxrlKOYKx
— 山田拓巳 (@1125Yama) May 25, 2023
今年で13年目となるこの取り組みは、「モンテ棚田米」として販売するようになった。
標高約400mの「大蕨の棚田」で、丘陵から湧き出る水を使い、刈り取った稲を杭掛けの天日干しする昔ながらの農法で丹精込めて育てあげたお米は、炊きあがったときの光沢の良さ、粒がしっかりとして歯応えのあるさっぱりとした食感で美味だ。
是非山形に訪れた際はご賞味してほしい。