FIFA女子ワールドカップのグループステージを首位で突破したなでしこジャパン(日本女子代表)。

ザンビアには5-0、コスタリカは2-0、そして、31日に行われたスペイン戦にも4-0で勝利した。

スペイン戦のポゼッションは20パーセントほどで、パス数もスペインが925本、なでしこが265本。それでも、『Guardian』はこう賞賛していた。

「バロンドール受賞者を擁するスペインを4-0で圧倒したのには唖然とさせられた。

攻撃とカウンターにおけるスピード、正確性、インテリジェンス。守備での組織性と決断力。

今大会の最優秀ゴールになるかもしれない田中美南の独力弾を含め、日本は最高のクオリティのシュートでスペインを骨抜きにした。

しかも、日本のポゼッションはたった23%(FIFAのデータでは21%)。これは2011年以降の女子W杯で勝利したチームのなかで最も低い値だ。

ちなみに、1986年以降の男子W杯で最もポゼッションが低かったのは、2022年大会でスペインを下した日本の18%。

とはいえ、これがスマッシュ&グラブ(≒素早い攻撃)だったとすれば、日本のパフォーマンスは崇高な戦術的勝利だった」

なでしこのポゼッションは低かったものの、攻撃の精度は高く、戦術がハマったと見ているようだ。

アイルランド代表として134試合に出場したGKエマ・バーンもITVの解説で「日本はチャンスを逃さない。前半のチャンス3つで3ゴール。ポゼッションのスタッツは忘れたほうがいい」と述べていた。

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