今回の“白バルセロナ”復活の理由は、レジェンドであるヨハン・クライフの存在だ。クラブを一段上の存在引き上げたクライフが入団したのは1973年だが、その当時のアウェイユニがホワイトだった。
1977-78シーズンのUEFAカップ準々決勝ではクライフが中心となってチームを牽引し、この色のユニを着てアストン・ヴィラ(イングランド)を撃破。見事に準決勝進出を成し遂げている。現在とは違い国際舞台で大きな成果を得られず、UEFAカップのベスト4入りでもじゅうぶん結果を残したと評価された時代の話である。
この“白バルセロナ”は、そんなレジェンドと1978年のチームに敬意を表した一着だ。
もう一つ、今回のユニフォームで大きな特徴はエンブレム。いつもと同じ物のように見えるが、今回のエンブレムは一つ前の旧デザインを復活させている。これは1975年から2002年まで使用したもので、77-78シーズンのUEFAカップで左胸に付けていた。
レジェンドに敬意を表した新アウェイユニフォームは、発表当日にアメリカで行われたアーセナルとのプレシーズンマッチでデビュー、残念ながら試合は5-3でバルセロナが敗れている。
ホワイトのシャツに合わせるパンツはブルーで、ソックスはブラウグラナのボーダー。これは70年代のアウェイユニと同じ組み合わせだ。
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新アウェイユニフォームは26日よりクラブ公式オンラインストア及びNikeストア他で販売を開始。
バルセロナは8月13日に行われるヘタフェとのアウェイゲームで、2023-24シーズンのラ・リーガ開幕を迎える。
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