J2の大宮アルディージャは6日、ポーランド1部のザグウェンビェ・ルビンからFWヤクブ・シュヴィルツォクを完全移籍で獲得したことを発表した。

シュヴィルツォクは30歳のポーランド人ストライカー。2021年から2022年にかけて在籍した名古屋グランパスでは「クバ」の愛称で親しまれ、リーグだけでも14試合で7ゴールをあげる活躍をみせた。

しかし、ドーピング検査で禁止薬物が検出され出場停止に。2021年12月にはアジアサッカー連盟(AFC)から4年間の活動禁止処分が下されたものの、スポーツ仲裁裁判所への上訴が実り処分が解除。今年2月に古巣のザグウェンビェ・ルビンに復帰していた。

以下はシュヴィルツォクのコメント。

「大宮アルディージャのファン・サポーターの皆さま、初めまして。新たなストライカーのヤクブ・シュヴィルツォクです。再び日本のリーグでプレーする機会を与えていただき、とても光栄に思っています。困難な状況に立ち向かい、チームを上位に導くために、ストライカーとしてゴールを奪い、全力で戦うことをお約束します。また大宮アルディージャを日本を代表する魅力ある強いクラブにしていきたいです。そのためにも共に団結し、クラブの目標を達成するために、チームの一員として成長していきたいと思っています。ファン・サポーターの皆さまの熱いサポートを感じながら、一丸となってチームを勝利に導くことを心から楽しみにしています! スタジアムで会いましょう!」

現在J2で最下位に沈む大宮アルディージャ。昨日のジェフユナイテッド千葉戦で16試合ぶりに勝利したが、一つ上の21位いわきFCからは7ポイントも離された状況だ。

シュヴィルツォクには、4日にFC町田ゼルビアから期限付き移籍で復帰したMF黒川淳史とともに、J2残留に向けた“切り札”として大きな期待がかかる。

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現在は登録期間外のため、シュヴィルツォクの出場は7月21日以降、大宮の次戦は今週末、9日(日)19時からザスパクサツ群馬とアウェイで対戦する。

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