15日に豊田スタジアムで行われた国際親善試合、エルサルバドル代表は日本代表を相手に0-6と大敗した。

試合開始まもなく谷口彰悟にゴールを許し、さらにその直後には上田綺世へのタックルによってPKを与え、さらにレッドカードで退場者を出してしまった。

最悪のスタートから最後まで立て直すことができず、エルサルバドル代表は6失点を喫して敗北。27日に開幕するCONCACAFゴールドカップに向けて厳しい結果となっている。

そのエルサルバドルであるが、実は41年前の同じ6月15日にも「歴史的な大敗」を喫しているという。

この時に行われていたのは、1982年のワールドカップ。ホスト国はスペインであった。

エルサルバドル代表は15日にグループステージの第1節を迎え、ハンガリーと対戦。試合開始からわずか4分でティボール・ニイラシにゴールを許すと、そこからチームが崩壊していった。

11分にもガボール・ペレシュケイに追加点を許し、23分にもラースロー・ファゼカシュに3点目を決められてしまった。

そして後半にはなんと7つの失点を加え、最終的には10-1というスコアに。9点差という結果は1954年のハンガリー対韓国、74年のユーゴスラビア対ザイールと並んでワールドカップの歴史上最多記録。また大会の歴史上1つのチームが1試合で10点以上決めたのはこの試合のみだ。

また、ハンガリーのラースロー・キッシュは途中出場からわずか7分間でハットトリックを成功させており、これは「途中出場からのハットトリック」「7分間でのハットトリック」という2つの点でワールドカップ唯一の記録となっている。

そして、エルサルバドルはこれまで2回ワールドカップに出場しているが、6試合を戦って1得点22失点。つまりこの試合でのゴールが歴史上唯一のものであった。

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なんとも記録ずくめの敗戦が同じ6月15日に起こっていたということで、エルサルバドルにとっては悪夢の日付になりそうだ。

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