オレンジゴールドとネイビーを組み合せたユニフォームとは、1998-2000シーズンで使用した胸スポンサー「Teka」時代のホームキットである。
ネイビーの襟にオレンジゴールドの3本線を走らせ、袖のスリーストライプスにもこの2色が使われていた。
今では完全にイメージが定着している「レアル・マドリー×adidas」のパートナーシップだが、その第1期は1980年から86年まで。その後、hummelとKelmeを経て再びadidasをコンビを組んだのは1998年のことだった。
このキットを着た98-99、99-00の2シーズンでレアルはラ・リーガ優勝こそないが、99-00シーズンはチャンピオンズリーグを優勝。また、98年12月に日本で行われたTOYOTAカップではバスコ・ダ・ガマ(ブラジル)を下し、1960年以来となる2度目の優勝を成し遂げた。
オレンジゴールドとネイビーについて、とくにクラブやadidasからの説明はない。だが、この2色は現在も続く第2期「レアル・マドリー×adidas」の原点を象徴する色。98年のパートナーシップ締結から2023年で25周年を迎えるが、そのタイミングでの再登場は偶然ではないだろう。