昨年10月に元オランダ代表MFマルク・ファン・ボメル氏を脅迫したとされる男性が、懲役5年を求刑されたとのこと。

『Daily Mail』によれば、事件はファン・ボメル氏が住んでいるアントワープのアパートにある地下ガレージで発生したそう。

現在三好康児が所属しているロイヤル・アントワープで監督を務めるファン・ボメル氏は、自宅アパートに愛車ポルシェ・パナメーラを停めようとしていたとのこと。

ところがその時、ジャマル・ハバン・Mと言われる男性が銃を突きつけ、ファン・ボメルに車から降りるように要求したという。

それによってパニックとなったファン・ボメル氏は慌ててバックでガレージから出ようとしてしまい、近くにあったメルセデスに衝突。数台の車から警報装置の音が鳴り響いた。

その騒ぎによってジャマル・ハバン・Mは現場から逃走し、幸いにしてファン・ボメル氏の体に怪我や被害が及ぶことはなかった。

ベルギー当局がジャマル・ハバン・Mを逮捕して調査を行ったところ、当初推定されていた強盗目的の犯罪ではなく、実は「サッカー選手として契約してくれ」という強要であったことが明らかになったそうだ。

ジャマル・ハバン・Mはファン・ボメル氏の車にGPSトラッカーを付けて自宅の位置を特定して待ち伏せした。

そして携帯電話から「聞いてくれマルク、あなたの家族の命がかかっているぞ。僕をプロ選手にさせてくれ。警察に行くな。さもなくば家族とあなたを殺す。住所はわかっている」という音声読み上げのメッセージを流す予定であったとのことだ。

また、他にもズルテ・ワレヘムなど様々なクラブに対して売り込みのメールを送っていたことも明らかになっているよう。なおジャマル・ハバン・Mは自称17歳であったが、実際のところは25歳であった。

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ベルギー検察は彼に対して懲役5年と1200ユーロ(およそ18万円)の罰金を求刑しており、その裁判の判決は6月13日に下される予定であるとのことだ。

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