25日に発表された日本代表。名古屋グランパスからは3月の藤井陽也に続き、森下龍矢が初招集された。

龍矢と書いて「りょうや」と読む、26歳の森下。

フィジカル的な強さと圧倒的な運動量を兼ね備え、DF登録だがサイドバックというより、90分守備の強度を保ちながら攻撃に厚みを持たせることができるサイドプレーヤーだ。

今季の名古屋では主にウィングバックとして出場しており、最近は絶好調。両サイドをこなす点も大きな魅力で、アジアカップのような大会では彼のような選手がいると心強いことだろう。

森下は代表初招集を受け、以下のようにコメントしている。

「多くの人に支えられて今回の代表選出に到達することができました。この感謝の気持ちをピッチの上で表現すると共に、全力プレーで日本代表の戦力になれるよう頑張ります! 応援よろしくお願いします」

明治大学からサガン鳥栖でプロ入りし、1年後の2021年に名古屋へ加入した森下だが、出身はジュビロ磐田のアカデミー。出身地である掛川市も先日、正式に磐田のホームタウンとなった。

同じく磐田アカデミー出身のDF伊藤洋輝も3月に続き招集されている。2人一緒に出場することがあれば磐田のファン・サポーターは歓喜だろう。

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人材不足の両サイドを活性化させる新たなタレント、森下龍矢のプレーにぜひ注目してほしい。

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