――監督、この試合は新しい選手を試す機会になるのでしょうか。
スコルジャ「特にそういうことは考えていません。すべての選手で戦っていきたいと思っています」
――監督は国際的な監督として2012年にサウジアラビアのアル・イテファクを率いたことがある。クラブワールドカップで2位になったアル・ヒラルをどう分析し、この試合をどう戦おうと思っているか。
スコルジャ「質問ありがとうございます。サウジアラビアでいい選手たちといい時間を過ごせたことを思い出せました。アル・ヒラルは非常に強いチームであり、経験豊富であり、クラブワールドカップでも非常に良い試合を見せたと思っています。データを見ると厳しい試合になると思われるかもしれませんが、キックオフのホイッスルが鳴ればそこは関係なく、我々はチームとしてまとまって、選手たちのスキルを活かしながら、90分間その戦いを続けることを求めていきます。いい結果を残せると私は信じています」
――アウェイでの第1戦になる。第2戦に繋げるために重視したいことは?
スコルジャ「少しでもいい結果を残したいと思っていますが、そのためにはしっかり戦いたい。守備的な狙いは持たず、この1試合目でしっかりとゴールを決めたい。そのためには戦術的な規律を守ることがキーポイントになると思います」
――酒井選手は4月の名古屋戦でケガをして、決勝を目指して調整してきたと聞いています。この期間、どういう思いで調整してきたのか。どんなプレーでチームを牽引したいと思っているか。
酒井「ケガからは順調に回復していますし、どの程度回復したかは、明日の試合をやってみてという感じでしょうか。でも、強い覚悟を持ってここに来ましたし、この間の準決勝の後にも述べたように、僕にとっては非常に大きな大会です。必ず結果を勝ち取りたい大会なので、明日はそういった強い気持ちも見せられればと思っています」
――酒井選手にお伺いします。明日は6万人前後の大サポーターが来場することが見込まれています。それは選手としてポジティブなのか、それともネガティブなのか。
酒井「6万人を超えるサポーターは非常に私たちにとって脅威であり、非常にタフな試合が予想されます。ただ、その状況で試合ができることを浦和の選手たちは幸せに思ってほしいですし、その中で勇気あるプレーをできた者が、次の未来ある大きなステージに進めると思う。僕自身も楽しみですし、チームの完成度を非常に楽しみにしています」