先日行われたマンチェスター・シティ対リヴァプール戦では、リヴァプール選手たちが乗るチームバスに煉瓦が投げつけられ窓ガラスが割られる事件があった(人的被害はなし)。

南米でも同じような出来事があったのだが、ありえない展開が話題になっている。

問題が起きたのは7日に行われたコパ・スダメリカーナのティグレ(アルゼンチン)対サンパウロ(ブラジル)戦。

ティグレファンの投石でバスのガラスが粉砕されたのだが、なんと壊されたのはティグレ側のバスだったのだ。

ティグレMFアグスティン・カルドーゾは「確かめろよ、〈乗ってるのは)俺たちだよ!」と怒りのメッセージを発していた。

この両チームは2012年のスダメリカーナ決勝で激突しており、因縁がある。

ティグレが敵地で行われた2ndレグの後半にプレーを放棄したことでサンパウロの優勝が決定。ティグレは乱闘沙汰が勃発した際に武装した警官らに脅されたと主張し、アルゼンチンメディアも血まみれのロッカ―ルームの写真を掲載するなどした。一方、サンパウロの会長は「奴らは大差で負けるところだった。アルゼンチン人は逃げ出した」と言い放っていた。

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そういう因縁があったため、ティグレのホームで行われる今回の一戦に向けては600人の警部部隊が投入されるなど厳戒態勢が敷かれていた。

そうしたなか、ティグレファンは相手ではなく自分たちのチームのバスに攻撃してしまったというわけ。なお、試合はアウェイのサンパウロが0-2で勝利している。

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