トーマス・トゥヘルを新監督に招聘したバイエルン・ミュンヘン。
指揮官の古巣であるドルトムントとの宿敵バトルに4-2で勝利し、新体制の初陣を白星で飾った。
この一戦で話題になっているのは、ドルトムントGKグレゴール・コベルの痛恨失点。
ゴールを飛び出してボールを処理しようとしたのだが、まさかの空振り…。なお、コベルの記録はオウンゴールとなっている。
試合後、本人やチームメイトたちはこう述べていた。
グレゴール・コベル(ドルトムントGK)
「ボールがどうやってすり抜けたのか分からない。(皮肉交じりに)素敵なクソだった。
肩の怪我から復帰して以降、2度の大きなミスをしている。もっとしっかりやらなければいけない。
でも、試合勘がないことのせいにはできない。ずっとプレーしていようがしていまいが、いい試合をプレーすることはできる。クソみたいな日もあるが、今日もそのひとつだった」
マルコ・ロイス(ドルトムント主将)
「今季は彼のおかげで多くの試合を勝ってきたし、素晴らしいセーブを何度も見せてきた。
試合の入りはよかっただけに苦々しかった」
エディン・テルジッチ(ドルトムント監督)
「彼のおかげで首位にいたことを忘れてはいけない。我々はミスをするが、彼に頼ることが多い。
彼は申し訳なく思っているが、我々が正しく理解することが大事だ。首位にいれた理由は彼なのだから」
本人は意気消沈していたが、監督と味方は庇っていたようだ。
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なお、この日の結果、バイエルンは首位に立ち、ドルトムントは2位に順位を下げている。