現在伊東純也が所属しているフランス・リーグアンのスタッド・ランス。

今季途中にコーチから監督に昇格することになったウィル・スティール氏はまだ30歳という若さの指導者で、まだUEFAのプロライセンスも所有していないという人物である。

もともとフットボールマネージャーというゲームのユーザーだったという彼は若くして監督を志し、ビデオ分析官から現場に進出してきたという異色の経歴を持つ。

しかしスタッド・ランスで監督を務めてからの21試合で11勝8分2敗という素晴らしい成績を残しており、大きな注目を集めている指揮官だ。ライセンス不所持のために、クラブは毎試合2万5000ユーロ(およそ400万円)の罰金を支払っていた。

今回『L'Equipe』がフランス・リーグアンの監督年俸ランキングを公開したのだが、話題になっているのはそのウィル・スティール氏の給与額だ。

パリ・サンジェルマンのクリストフ・ガルティエ氏が月給66万5000ユーロ(およそ9600万円)でトップ、マルセイユのイゴール・トゥドール氏が月給33万ユーロ(およそ4700万円)で2位。

さらにレンヌのブルーノ・ジェネシオ氏が3位で25万ユーロ(およそ3600万円)、それに続いてリヨンのローラン・ブラン氏、リールのパウロ・フォンセカ氏が23万ユーロ(およそ3300万円)で4位に並んでいる。

その一方、ウィル・スティール氏の月給はなんと1万8500ユーロ(およそ300万円)。これは指導者組合が設定したリーグアンの監督最低月給1万7920ユーロをわずかに上回るだけの額であるそう。

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スタッド・ランスは19日に行われたマルセイユ戦で1-2と敗れ、ウィル・スティール氏就任以来リーグアンで初めての黒星を喫した。今週末は敵地に乗り込んでナントと対戦する予定だ。

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