昨年まで中国超級リーグでプレーしていた広州城FCが、クラブの全カテゴリにおける運営停止を発表した。

広州城FCはかつて『広州富力』という名前で中国超級リーグの常連となっていたクラブ。

1986年に瀋陽で発足し、2004年の中国超級リーグ発足時から参加。2010年に降格したものの、その後広州の不動産会社「富力地產」に買収されて移転した。

『広州富力』と名前を変えてからは多くの投資が行われ、2014年には超級リーグで3位となりAFCチャンピオンズリーグにも出場、ガンバ大阪と対戦した。

その後ドラガン・ストイコヴィッチ氏が監督を務めるなど強豪の一角となっていたものの、近年は中国の不動産バブルが弾けたこともあって親会社からの投資が滞っていた。

そして今季の開幕を前に回復不能な債務を抱えていることが明らかになり、先日中国プロリーグに参加する許可が下りなかったことが発表された。選手の給与や移籍金の紛争を解決するに至らなかったという。

その結果、クラブは今回トップチームのみならずすべてのカテゴリーにおけるサッカーの活動を停止することを発表した。

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中国のサッカーバブルが弾けてからの過去4年間で、超級リーグだけでも天津天海、江蘇蘇寧、重慶両江、武漢長江、そして広州城FCと5つのクラブが解散という結末を迎えることになった。

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