そして2021年にシカゴ・ファイアー加入が決定、デュランは17歳というアメリカ・メジャーリーグサッカー史上最年少の外国人選手になった。

18歳になった瞬間に正式にシカゴ・ファイアーに合流し、昨年2月にデビュー。久保裕也が所属するシンシナティを相手に初ゴールも決めた。

そして、18歳ながらもアメリカで際立ったプレーをした彼に目をつけたのが、アストン・ヴィラのディレクターを務めるヨハン・ラング氏。

エンヒガドからわずか250万ドル(およそ3.3億円)でやってきたデュランは、わずか1年後には1800万ドル(およそ23.5億円)+ボーナス400万ドル(およそ5.2億円)という移籍金でイングランド・プレミアリーグへと渡っていった。

アストン・ヴィラに到着したジョン・デュラン。クラブのレジェンドでもある元コロンビア代表FWフアン・パブロ・アンヘルからこんなメッセージが届いた。

フアン・パブロ・アンヘル

「ジョン、兄弟よ。新しい君の家に迎えることができて嬉しいよ。君がやってきたこのホルト・エンド(スタジアムの愛称)には、私のキャリアの中で最も素晴らしい思い出が残っているんだ。

君はサッカー選手としての技術的な資質をすべて備えている。素晴らしい遺産を作れるだけの力がある。このクラブだけでなく、このリーグ全体でもだ。

このアストン・ヴィラで最高の幸運が訪れることを、最大限の成功が得られること、そしてみんなが喜びで満ち溢れることを願っているよ」

子供の頃からプレーを参考にしていたというフアン・パブロ・アンヘルからのメッセージに、デュランは「アンヘルがメッセージを送ってくれたこと、クラブがそれを手配してくれたことは、僕にとって信じられないほど感動的な瞬間だったよ。僕も彼のように、そして彼以上のことを成し遂げたい」と話したそうだ。

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すでに今季イングランド・プレミアリーグで6試合に出場しているデュラン。アンヘルのようにクラブのレジェンドになれるだろうか。次のワールドスター候補として、その名前を覚えておいて損はないだろう。

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