今回のインターナショナルマッチウィークからキリアン・エムバペがキャプテンを務めることになったフランス代表。
ワールドカップを最後にキャプテンを長く務めたウーゴ・ロリスが代表を離れたため、デシャン監督は新たなリーダーを選ばなければならなかった。
メディアではアントワーヌ・グリーズマンが有力だとされたが、最終的には24歳と若いキリアン・エムバペが選ばれることになった。
『Eurosports』のマクシム・デュピュイ記者によれば、その決め手になったのは二人の資質の違いであるとのこと。
「グリーズマンとエムバペは違っている。
グリーズマンは模範的なリーダーであるが、より静かな男だ。
一方で、エムバペはより声を発することができる人物で、しかもキャプテンになることを望んでいた。
これは戦略的な選択だ。エムバペが持っているクオリティ、そしてキャプテンとしての資質に対抗するのは難しい。
エムバペは若いが、プラティニも同じ年齢でキャプテンになった。もちろん、彼はもっと丸くならなければならないだろうし、分裂を避けるようにしなければいけない。
グリーズマンは選ばれなかったことに落胆していた。怒り以上の感情を抱いていたようだ。
彼は2014年からフランス代表にいて、デシャン代表監督も彼がピッチのリーダーであり、ロールモデルであることも知っている。ただ外で大きな声を出すタイプではない。
パーフェクトな選択はラファエル・ヴァランだったが、彼は引退してしまった。あるいは万全であればポール・ポグバだった。
その二人がいなくなったため、エムバペかグリーズマンだった。そしてエムバペのほうがキャプテンになりたがっていた」
チームメイトに対する声掛けが得意かどうか、そしてキャプテンを求める気持ちの強さが理由だったそうだ。