フランクフルトとの契約が今季限りで満了になる鎌田大地。ドルトムントと5年契約を結ぶことに合意したと現地メディアが伝えている。

そうしたなか、『DW』は、「鎌田はフランクフルトにとって大きすぎるのか」という特集記事を配信した。

「鎌田は近年のブンデスリーガで最も高いパフォーマンスを見せているひとりだ。

ベルギーのシント=トロイデンへのレンタルから復帰した後、アディ・ヒュッター監督は「大地は天才的なプレーで違いを生み出せるクリエイティブな選手」だと絶賛。

ただ、鎌田のプレースタイルは、要求が高い熱狂的なフランクフルトファンたちを必ずしも納得させるものではなかった。タックルをためらい、無気力だと思われることも多かったのだ。

鎌田本人も2021年12月に、「自分は必ずしもファンのお気に入りではないことは分かっています。プレースタイルが批判的に見られていることも知っています。でも、申し訳ないけれど、監督やチームメイトが言うことのほうが重要。彼らが僕に満足している限り、ハッピーです」と述べていた。

昨季の鎌田はEL優勝に貢献し、チームメイトは誰も文句をつけられなかった。欧州でのパフォーマンスで彼は注目の的に。

2019年にはジェノアが関心を示すも、当時のヒュッター監督は放出を拒否。昨夏にはベンフィカと個人合意に達したとされたが、オリヴァー・グラスナー監督が移籍を阻止した。

ベンフィカが提示した2000万ユーロ(29億円)は重要な攻撃のキーマンを失う金額に値しないと考えられたからだ。

だが、フランクフルトはドルトムントが提示した1200万ユーロ(17億円)の契約金を含む鎌田へのオファーには太刀打ちできない。

ドルトムントでは香川真司が大きな足跡を残しているが、鎌田は次のステップに踏み出す準備ができていることを証明している」

ドルトムントは年俸550万~600万ユーロ(7.9~8.6億円)での5年契約を鎌田に提示したとされている。

さらに、契約金として1200万ユーロも支払う構えだとか。移籍金が発生しないかわりに鎌田側にかなりの出資をする覚悟のようだ。

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なお、ドルトムントはイングランド代表MFジュード・ベリンガムが列強クラブに狙われている。ただ、『SPORT1』によれば、鎌田は彼の代役というわけではないそう。

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