毎週木曜日に『DAZN』で放送されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回は内田篤人がドイツを訪問する企画の第二弾で、シャルケ04でプレーしている親友の吉田麻也を迎えての対談となった。

そして、昨年末に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022で日本代表のキーポイントとなったドイツ戦の話になると、吉田麻也は以下のように話していた。

内田「ドイツ戦の前半を見て、『ボコられる』と思いました。手応え的にはどうだった?」

吉田「ミュラーが嫌で嫌で。左のCBだったオレと、左SBの佑都(長友佑都)と、ボランチの間にいつもいる。ここに行くと、FWが裏を取ってくる。行かないとそこでボールを受けられる。

逆のサイドでムシアラとかがボールを持っているときも、オレはそっちのカバーもしながらミュラーも見なきゃいけない。それが大変だったね。これはいつかやられるぞと思いながら守っていた。

どうにか変えなければいけないけど、前半の流れの中ではムリだと思って。碧(田中碧)かな、『この形だとやられます』って。

それは分かってるんだけど、ここで変えるということもできない。オレと碧だけが分かっていても、みんなが違うことを思っていたらズレが生じるから、とりあえずは我慢だと。

前半はしのいでハーフタイムに修正しかない。終了間際にゴールに入れられて、『2失点はキツイぞ』と思ったけど、VARに拾われたなという感じ。

1点差なら行けるというのは持っておこうと話してたから、『まだ行ける』という感じだったね。

森保監督の『ここぞ』という時の度胸は凄いよ。3バックに変える時とか、選手をどのように起用するかとか。

言って良いのかわからないけど、1試合目はどう考えても冨安を使うだろうと思った。そこで滉(板倉滉)だったからね。怪我からの復帰で一試合も実戦をしていない。それで結果はよかった」

33分にギュンドアンのPKで失点した後、前半終了間際にネットを揺らされた日本代表。しかしVARでそれが認められなかったことで、後半の逆転に繋がった。

吉田麻也も前半についてはかなり危ないと感じながらも、試合中に変化させることはかなりリスクが大きいと考え、ハーフタイムまで耐える選択をしていたという。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手