16日からアメリカで行われている2023年度のシービリーブズカップ。

なでしこジャパンは16日に行われた第1節でブラジル代表と対戦し、0-1と敗北。得点力に問題があると評された試合を終え、19日には第2節のアメリカ戦に臨んだ。

フォーメーションはブラジル戦と同じく3-4-3であったが、スタメンは2名がチェンジ。ゴールキーパーには山下杏也加を、そして3トップの左に岩渕真奈が起用された。

裏のスペースをシンプルに狙う、あるいはワントップのアレックス・モーガンのポストからサイドで仕掛けるというプレーを狙ってきたアメリカ。なでしこは序盤うまく対応してチャンスも作ったが、ゴールには至らず。

そして前半終了間際、アレックス・モーガンのポストプレーからのスルーパスで失点してしまう。

スペースに出た段階では三宅史織が対応できそうなタイミングだったが、スワンソンが爆発的なスピードで突進。三宅よりも先にボールを触り、そのままシュートを決めた。これでスコアは0-1に。

スワンソンは16日に行われた試合でも2ゴールを決めており、これでシービリーブズカップ2試合で3得点。好調なパフォーマンスを見せつけた。

後半のなでしこジャパンは、60分すぎから遠藤純、浜野まいか、宮澤ひなた、宝田沙織と投入し、攻撃のペースを高めていく。

そして終盤には立て続けに大きなチャンスを迎える。しかし長谷川唯の決定的なボレーはGKマーフィーにセーブされ、浜野まいかのペナ右からのシュートは枠を捉えず。アディショナルタイムには遠藤純が完璧な飛び出しを見せるも、またもGKマーフィーの正面に。

アメリカよりも多くのシュートチャンスを作ったものの、ブラジル戦に続いてネットを揺らすことができなかった。

試合は0-1のまま終了し、なでしこジャパンは第1節に続いてノーゴールでの連敗。4ヶ月後に控える女子ワールドカップに向け、チャンスをしっかり得点につなげる力が明確な課題となりそうだ。

【関連記事】 ありがとう!「日本人選手を育てた欧州クラブ」10選

なお、シービリーブズカップの次の試合は22日に行われる。なでしこジャパンは日本時間の23日午前6時からカナダと対戦する予定だ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介