「僕らの目的は、壮人の奥さんと娘さんのために、出来るだけお金を集めることです。
オークションは、4つの段階があります。
今後は内田篤人、本田圭佑、キングこと三浦知良も参加する予定です。
オークションを始めると色々な方から連絡があり、女子日本代表選手である岩渕真奈からも支援の申し出がありました。
壮人はMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスやオーストラリアのブリスベン・ロアーでもプレーしたのでで、MLSPAやオーストラリアサッカー選手協会の協力で、それらの国の選手も参加してくれています。
限られた時間の中で、自分もたくさん電話をして、ほぼ毎日、参加のお願いをしています。自分の親友である内田も同じことをしてくれています。彼は日本に住んでいて、多くの元選手たちに知り合いがいるんです。
お金も大事ですが、僕らには別の2つの目標もあります。
それは、連帯感を示すということ。僕らJPFAは、選手たちに何があってもJPFAはともにあると感じてもらいたいのです。
壮人が亡くなったと聞いたとき、僕は怖くなりました。もし自分の身にこのようなことが起こったら、自分の家族はどうなるのだろうと。
自分は幸運にも長くイングランドでプレーすることができたので、経済的にはJ2やJ3などの多くの選手たちよりも良い状況にあります。
彼らのなかにも、将来について心配し始めた人がいるはずです。もし、自分に何かあったら、家族や子どもはどうなってしまうのか。その不安を取り除かなければいけません。
そのために、今回のジェスチャー、このオークションはとても重要なのです。
最後である3つ目の目的は、日本や他の国で事故や災害が起きてサッカー選手や野球選手、バスケットボール選手が巻き込まれた際、このスキームを模倣できることです。
このオークションは、僕らがそれほど協力し合えるかを示しましたし、グローバルな連帯を見ることができます。
当然ながら、またこういうことが起きないことを祈っていますが、もしその時は、この事例を活用できるように準備を整えています」
チャリティはセンシティブなものでもあるので家族の了承を得たうえで行うことを決めたそう。
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友人だった酒井だけでなく、内田らも協力してくれているようだ。