「彼はとても静かだった。謙虚なナイスガイだったけれど、あまり喋らなかった。ちょっとシャイな性格だったね。
彼は日本からいいサポート部隊を連れてきた。夫人とフィジオも来ていたので、自宅でのサポートを得ることができていた。彼はピッチ上で自らを表現するだけだった。
「彼が走ってきて、1vs1になった時、何をやってくるのか分からない。
アウトサイドにも行けるし、スピードで回り込んで、右足でのフィニッシュもできる。
(守備側が)カバーしにいけば、彼はカットインして、ファーにパスを送るだろう。
彼を止められた時には自分がとてもいい選手に思えたが、思ったようにはいかなかったね!
才能に溢れていて、トップレベルのプレーができるのは間違いなかった。
彼の緩急のつけ方はとにかく怖い。中に入ってきたり、外に出たり、その動きと最初の数歩の加速があまりに速い。致命的さ。
最近、トレント・アレクサンダー=アーノルド相手にそれをやっているのを見たが、簡単そうにやるんだ。
窮地に立たされても、『よし、ボールを取り戻したら、カオルに託そう』って思うことさえある。
彼がボールをもった途端に相手チームはマークを2人にしようとしたり、ただ単に下がってしまう。
彼のスピードはとんでもないからね。そのおかげで後ろは一休みできる」
「当初の彼はただ周囲に溶け込もうとするだけだったと思うけれど、もう少し個人的に物事を捉えて、本当に成功したがっていた。
皆、いい人や一生懸命にやっている人が活躍するのを見るのが好きさ。
それにふさわしい人間がいるなら、カオルだよ。
日本からベルギー経由でイングランドに行くのは簡単じゃことじゃない。言葉も通じないし、家族や友人もいない。
彼はその全てを受け入れて、良くなり続けた。彼はその報いを受けている。彼のことが本当に嬉しいよ」
三笘はシャイだったものの、圧倒的な突破力で瞬く間に信頼を勝ち取ったようだ。
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バージェスは当時から特別な選手だと感じていたそうで、いまの活躍を嬉しく思っているとのこと。