オランダ・エールディビジのアヤックス・アムステルダムは、「ヨン・ハイティンハ氏が監督に就任した」と公式発表した。
昨年夏にエリック・テン・ハフ監督がマンチェスター・ユナイテッドに去ったアヤックスは、今季アルフレッド・スロイデル氏を指揮官に招聘してシーズンをスタートさせた。
しかしながら成績がなかなか伸びず、UEFAカンファレンスリーグへの出場圏内からも離れてしまったため、1月23日に解任が宣告された。
そして先週末に行われたエクセルシオール・ロッテルダム戦で、暫定的にBチーム(ヨング・アヤックス)を率いていたヨン・ハイティンハ氏がトップチームを指揮していた。
この試合で4-1と勝利を収めたこともあってか、アヤックスはハイティンハ氏を今シーズン終了までの監督として正式に認めることになったという。
ヨン・ハイティンハは1983年生まれの39歳。16歳でアヤックスの下部組織に加入し、それからまもなくトップチームに昇格した選手であった。
ファン・デル・ファールトやズラタン・イブラヒモヴィッチ、ウェズレイ・スナイデルらとともに黄金世代と言われ、センターバックとして若くして活躍を見せた。
2008年にアヤックスを離れた後はアトレティコ・マドリー、エヴァートン、フラム、そしてヘルタ・ベルリンを経て2015年にアヤックスへ戻り、次年度に現役を離れている。
代表ではEURO2004から長くメンバーに入っており、通算87capで7ゴールを記録。2010年のワールドカップでの準優勝も経験している。
現役引退後はそのままアヤックスの下部組織で指導者になり、U-19のコーチを数年務めたあと一昨年からリザーブに当たるヨング・アヤックスの監督に就任していた。
なお、ハイティンハ氏を支えるアシスタントコーチとしてドワイト・ローデヴェーヘス氏が就任している。
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ローデヴェーヘス氏は2006年から2007年にかけて名古屋グランパスでアシスタントコーチを務め、2011年にはジェフユナイテッド千葉で監督を務めたこともある大ベテランのオランダ人指導者である。