三笘薫が所属するブライトンはプレミアリーグで6位と好調で、活躍する選手たちにはビッグクラブから熱視線が寄せられている。21歳のエクアドル代表MFモイセス・カイセドもそのひとり。
アーセナルやチェルシーから破格のオファーがあるとされており、彼は「最高額で移籍することを理解して欲しい」などと退団を直訴する声明をSNS上に出した。
そうしたなか、エクアドルのレジェンドであるエネル・バレンシアがこの件に言及。33歳の彼はカイセドとともに昨年のワールドカップに出場した代表キャプテンであり、同国代表史上最多得点記録も持つ人物だ。そのバレンシアは『Marca 90』でこう述べたそう。
「モイセスの電場番号を調べて、電話しようと思ったんだ。
準備できていたけれど、考えなおして、『いや、そっとしておこう』と思った。
落ち着いて、心を整理し、家族だけで考えたい時もあるからね。
もし、モイセスが事前に話してくれていたら、(SNSへの投稿は)公開しないように伝えていたよ。
それをしたいなら、クラブの内部でやったほうがいい」
「知らないかもしれないが、自分にも同じようなことがあった。
ウェストハムからエヴァートンに移籍した時にね。彼らは僕を行かせたくなかった。
自分はプレーしていなかったので、代理人が僕を退団させる闘いのために英国に行かなきゃいけなかった。
一番はクラブと話い合い、公にしないこと。
でも、彼はこのやり方でやった。誰かと話し、アドバイスされたのだろう」
自分に相談していてくれたら、公にせずにクラブと内部で話し合うことを勧めたのに…と感じているようだ。
【関連】「残留宣言」後あっさりクラブを去った10名のスター選手
そのうえで、バレンシアはカイセドにとって最善になることを願っていたそう。彼の人間性やハードワーク、選手としての素晴らしさを讃え、誰もがうまくいってほしいと願っているとも述べていた。