今季、アーリング・ハーランドの代役としてドルトムントに加入したセバスティアン・アレル。28歳の彼は昨年7月に精巣腫瘍と診断され、離脱を余儀なくされた。
その後、2度の手術と4度の化学療法を受けるなど治療に努めてきたが、ついにピッチへの復帰を果たした。
このほど行われたバーゼルとの練習試合では、後半36分からの7分で3ゴールを叩き出すハットトリックの大活躍!その得点シーンがこちら(動画4分45秒から)。
1点目はPkだったが、3点目はオシャレなタッチのシュートを華麗に決めてみせた。
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試合後、彼やチームメイトはこう話している。
セバスティアン・アレル
「最高の気分だよ。復帰して、ゴールを決め、チームを助けることができた。日々体の調子がよくなっていくのを感じている。
自分だけでなく、チームにとってもこれ以上のことはないくらいさ。
もっと効果的になりたいし、チームにとって有用になりたい。みんなが僕を応援してくれたことがこのチームのスピリットを表している。
ピッチ上で何が起きようとも、僕らは人間であることを忘れずに、団結することが大事さ。みんなが喜んでくれたことに感謝するよ」
グレゴール・コベル(ドルトムントGK)
「アレルの素晴らしい試合だったね。彼は危険なエリアを見て、そこに攻め込んだ。
3点目は軽やかに奪ってみせた。あれこそ最高のストライカーに求めるものさ」
サリフ・エズジャン(ドルトムントMF)
「今日、うまくいったセバのことは皆が嬉しく思っている。
デュッセルドルフ戦は惜しかったけれど、今日はハットトリック。彼にとってこれ以上のことはないね」
エディン・テルジッチ(ドルトムント監督)
「彼が初ゴールを決めた時、みんなも喜んでいたよ。
相手ペナルティエリア内で彼のクオリティの高さを垣間見ることができたはずさ」
ドルトムントは22日のアウクスブルク戦でリーグ戦が再開になるが、アレルの活躍にも期待したい。