フランスサッカー連盟の会長を務めてきたノエル・ル・グラエ氏が、不適切発言の調査が終わるまで辞任することになった。

先日フランスサッカー連盟は、代表監督を務めているディディエ・デシャン氏との契約を2026年まで延長した。

『RMC』のラジオ番組に出演したル・グラエ会長は、ジネディーヌ・ジダン氏からの連絡はなかったのかと質問を受けていた。

その際、ル・グラエ会長は「彼の電話に出ることすらしなかっただろう。何を話すというんだ?」と話していた。

また、「ジダンが何をするかは彼次第であり、私の仕事ではない。彼と会ったこともなければ、ディディエ・デシャンと別れることを考えたこともない」とも付け加えていたという。

さらに「ジダンは好きな場所、好きなクラブに行ける。彼を求めているヨーロッパのビッグクラブがたくさんある。しかし、代表チームでの仕事では信頼できないね。私の見解では」とも。

この発言が多くの批判を呼び、キリアン・エムバペからも「もっとジダンに敬意を払って欲しい」という指摘があり、フランスサッカー連盟の倫理委員会からル・グラエ会長に辞任要請が出されていた。

そして今回、ノエル・ル・グラエ会長と事務局長のフローランス・アルドゥインの2名が調査終了まで職務から離れることが決まったという。

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ノエル・ル・グラエ氏は1941年生まれの81歳。食品業界で成功を収めた後、EAギャンガンの会長やギャンガン市の市長を務めた。

2005年にはフランスサッカー連盟の副会長に就任し、2011年に選挙で勝利し会長となった。2018年にはレジオンドヌール国家勲章も授与されている人物である。

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