ウェストハム・ユナイテッドの共同会長を務めてきたデイヴィッド・ゴールド氏が、病気のために亡くなったとのこと。86歳だった。
デイヴィッド・ゴールド氏はウェストハム・ユナイテッドの元本拠地であったブーリン・グラウンドの付近で育ち、ユースでもプレーしたという人物だった。
ビジネスマンとしてはアダルト雑誌を出版していたゴールドスター・パブリケーションズを成功させたほか、法人航空サービスのゴールド・エア・インターナショナルも経営した。
また小売業者のアン・サマーズや下着チェーンのニッカーボックスなどを所有したゴールド・グループ・インターナショナルを経営し、一財を築いてきた。その資産は家族も含めて4億6000万ポンド(およそ721.6億円)であったとのこと。
サッカーではバーミンガム・シティの会長を長く務めたものの、2007年から2009年にかけてその株式をすべて売却。
そして2010年にはデイヴィッド・サリバンとともに愛するウェストハム・ユナイテッドの株式を過半数取得し、現在まで経営を行ってきた。
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しかし1月4日、デイヴィッド・ゴールド氏は短い病気との戦いの末にこの世を去ることになったという。