東南アジア諸国の王者を決めるAFF三菱電機カップ(東南アジアサッカー選手権)は、29日にグループステージ第4節が行われた。

本田圭佑がジェネラルマネージャーとして実質的な監督を務めているカンボジア代表は、ここまで1勝1敗という成績。

1位のタイ、2位のインドネシアが試合前の段階で勝ち点6となっているため、残り2試合で少なくとも2勝しなければグループ突破は難しい状況だった。

そして臨んだ29日のブルネイ戦。力でかなり劣る相手ということもあってメンバーを変えて臨んだものの、なかなかペースを握れず。

さらに21分にはコーナーキックからブルネイに先制点を許してしまい、かなり難しいスタートになってしまった。

31分には3バックの一角を務めるサムバトが右サイドを突破してチャンスを作り、そのクロスを3バックの中央で出場のチャンチャフがヘディング。ディフェンダー同士のコンビネーションで同点ゴールを奪取する。

そしてハーフタイムに前線を2枚入れ替えて臨んだ後半は、流れが大きく変わっていく。

49分に裏への飛び出しを成功させたアメリカ出身のカンボジア代表FWニック・テイラーがPKを奪い、自らそれを決めて2-1と逆転。

さらに73分にはソクペン、80分と88分にはピソスが追加点を奪い、終わってみれば5-1とカンボジアが見事な逆転勝利を飾った。

他会場ではインドネシアとタイの試合が1-1と引き分けに終わったため、カンボジアは1月2日に行われるタイとの試合で勝利すれば決勝トーナメント進出が決定する。

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タイ:勝点7

インドネシア:勝点7

カンボジア:勝点6

フィリピン:勝点3

ブルネイ:勝点0(全試合消化)

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