自身最後となるワールドカップで悲願の優勝を遂げたアルゼンチン代表リオネル・メッシ。

トロフィーを掲げる前には、カタールの首長から黒いマントを羽織られるシーンもあった。あれは「Bisht」と呼ばれるもので、アラブ圏でポピュラーな伝統的男性用マント。

『Esquire Middle East』によれば、この「Bisht」の価格は8000リヤル(29万円)ほどだそう。

手掛けたのはカタール在住のテーラーであるムハンマドさん。日本産のナジャフィ生地に手刺繍が施され、納品されるまで7つの工程を経ているとのこと。

当初、ムハンマドさんは、W杯優勝者のためのものだとは知らなかったとか。また、メッシとは体格が異なるフランス代表のキャプテンであるウーゴ・ロリス(188cm)用にサイズの異なる2つを作ったとのこと。

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そのうえで、「求められたのは軽さです。後で理解したのですが、理にかなっていますね。その目的は優勝チームのユニフォームがBishtから透けてはっきりと見えることです」とも話していたそう。

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