6日に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022のラウンド16、ポルトガル代表はスイスを相手に6-1と圧勝した。

その先制点を決めたのはクリスティアーノ・ロナウドの代役としてスタメン起用されたFWゴンサロ・ラモスであった。

ジョアン・フェリックスのパスからペナルティエリア左に入ったゴンサロ・ラモスは、左足で強烈なシュートをゴール上段に叩き込み、チームは歓喜に包まれた。

話題になっているのはそのゴールセレブレーションの場面。ゴンサロ・ラモスらがピッチの脇で喜んでいるとき、ベルナルド・シウヴァは彼に一旦近づいたあと、喜びの輪を離れて遠くから眺めていたのだ。

その理由はサッカーのキックオフに関するルール。ゴールなどで試合が切れたあと、ゲームを再開する際には「全選手が自陣にいなければならない」という規則がある。翻って言えば、選手が自陣に全員いればいつでも試合を再開できる。

そして、ラインの外にいる選手はその対象から除外されてしまうため、もしベルナルド・シウヴァもピッチから離れていればスイスがゲームを再開できた可能性があったという。

そのため、ベルナルド・シウヴァは一瞬ゴンサロ・ラモスと喜んだ後でピッチに戻り、ゲーム再開を妨害していたのだ。

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一時は「ぼっち」とも言われたポジショニングであるが、これはベルナルド・シウヴァの冷静さが見せたものだった。

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