多くの波乱が起きているFIFAワールドカップ・カタール大会。

モロッコはスペインをPK戦で撃破し、初のベスト8進出を成し遂げた。

国王も含めて国内は歓喜に沸いているが、試合直後に選手たちが見せたジェスチャーも話題になっている。

スフィアヌ・アムラバトらが掲げていたのは、アブドゥルハーク・ヌーリのユニフォーム。

彼はかつてアヤックスで期待されていた元逸材だ。だが、20歳だった2017年に試合中に心停止を起こすと、脳に重い損傷を負い、引退を余儀なくされた。

彼はオランダ生まれのオランダ育ちだが、モロッコにルーツを持つ。選手たちはそんな彼にも勝利を捧げており、ファンたちは「リスペクト」、「感動した」と反応している。

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なお、フル出場したアムラバトは「感無量だ。この試合に出られるか分からなかった。午前3時までフィジオと一緒に起きていたし、試合前は注射もした。仲間と国を見捨てることはできない」とその喜びを語っていた。

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