サッカー界の二大若手ストライカーに君臨するアーリング・ハーランドとキリアン・エムバペ。どちらが優れているかという議論が盛んに行われている。

そうしたなか、インテルで活躍した元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリートは、『La Gazzetta dello Sport』でこう述べていたそう。

「難しいね。2人とも並外れた選手であり、唯一無二さ。

でも、攻撃の中心と考えることはできても、身体的な構造やポジションは違う。(どちらが優れているか)名前を言うのは簡単ではないよ。

自分はずっと自力で解決できる選手を好んできた。

ハーランドのような破壊的選手は常にチームメイトからのアシストを必要とする。

一方、エムバペは何もないところから独力でゴールを生み出すこともやる。同じように彼はアシストやゴールの仕方も分かっている。

自分はサイドでもプレーできるエリア内の殺し屋が好きだね。カリム・ベンゼマのような…。

豹のような爆発力を持つベンゼマには、自分がリオネル・メッシの次に偉大だと思っている元祖ロナウドのような能力がある。

一方、ノルウェー人(ハーランド)の身体的構造は、クリスティアン・ヴィエリやマルティン・パレルモのようなサイズのあるセンターフォワードを思い起こさせる。

ペナルティエリア内でパワフルかつ驚異的。ハーランドはそういったCFのモデルを新時代、新次元に導いた」

「(PSGでのメッシの存在がエムバペの足かせにならないか?)

いや、強力な選手とプレーすればするほど、興奮するものさ。

チャンピオンたちは常に互いを見つけ出すし、彼の隣に最高の選手がいることは幸運だよ。メッシの存在が問題になることなど絶対にない」

ミリートは、ひとりで“解決策”になれるエムバペのような選手が好きだとか。ただ、ハーランドもセンターフォワードとしては驚異的な存在だと評価している。

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これまではタイプの異なるメッシとクリスティアーノ・ロナウドの比較が長年行われてきたが、今後はハーランドとエムバペの議論が活発になりそうだ。

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