トッテナム・ホットスパーでフィットネスコーチを務めていたジャンピエロ・ヴェントローネ氏が死去した。享年61歳だった。
ジャンピエロ・ヴェントローネ氏は昨年11月にトッテナムへとやってきたイタリア人指導者。
Gian Piero Ventrone, Tottenham Hotspur’s fitness coach, has died at the age of 61.pic.twitter.com/QvOIGTbTmp
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) October 6, 2022
90年代から長くユヴェントスでアスレティックコーチを務めた経験を持ち、その後名将マルチェロ・リッピ氏についてイタリア代表でも指導を行っていた。
さらにアジャクシオ、カターニャ、江蘇蘇寧、広州恒大などでもアシスタントコーチやフィットネスコーチを務め、昨年アントニオ・コンテ氏のスタッフに入ることになった。
彼は数日前に体調を崩して白血病と診断され、ナポリの病院へと入院していたものの、この僅かな期間で急速に症状が悪化していったとのことだ。
英語があまり話せなかったヴェントローネ氏であるが、愛らしいキャラクターで選手やスタッフから人気を集め、特に外国人同士ということもあってソン・フンミンとは非常に良い関係を築いていたという。
マルチェロ・リッピ氏やファビオ・カンナヴァーロ氏の下で働いていたヴェントローネ氏のトレーニングは非常に強度が高いものであったが、コンディションの強化についてはかなり定評のあるコーチだったそうだ。