パリ・サンジェルマンの会長を務めているナースル・アル・ハライフィ氏が、バルセロナの経営を批判したとのこと。
バルセロナは今夏深刻な財政難に見舞われていたものの、「財政的トリガー」と呼ばれたプランをいくつか実行し、現金を調達してきた。
それは将来得られるはずの放映権料を前借りするような形で手放し、さらにデジタルコンテンツ部門を投資会社に売却するというものだった。
それによって今夏は多くの選手を獲得することができ、さらにリーガで定められているサラリーキャップ制度も回避することに成功している。
しかし今回パリ・サンジェルマンの会長を務めているナースル・アル・ハライフィ氏は、『Politico』に対して以下のようにコメントしたという。
ナースル・アル・ハライフィ
「(バルセロナの資産売却による現金調達については?)公正かといわれれば、公正ではない。合法なのか?よくわからない。
彼らが許可されるのであれば、他の国でも同じことがされるだろう。もちろんUEFAには独自の財務規則がある。間違いなく彼らはすべてを調査されるはずだ。
新しい財政的持続可能性に関するルールは前向きな進展である。しかし注意する必要がある。
危険なレベルの額の負債や、魔法のような株式取引は、持続可能な道とは言えないであろう」
カタールのスポーツ投資庁から大量の資金援助を受けており、同国のスポンサーと大きな契約を結んでいるパリ・サンジェルマン。
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その会長であるナースル・アル・ハライフィ氏から見れば、バルセロナの資金調達は「非合法かもしれない」というものであるそうだ。