このところは選手の寿命が伸びているとされ、30代になってからも能力のピークを維持できる者が多くなっている。

今回は、イングランド・プレミアリーグに30代で初挑戦したにもかかわらず大成功を収めた5名の選手を特集する。

ルート・フリット

クラブ:チェルシー

プレミアリーグの創成期に活躍したスター選手の一人であるルート・フリット。オランダ代表の重鎮は、30代になってからイングランドへとやってきた。サンプドリアからチェルシーに加入したときには32歳であったが、まだ彼の魔法のようなサッカーセンスは残っていた。

最初のシーズンでチェルシーのシーズン最優秀選手賞を獲得し、FWAの年間最優秀選手賞でもエリック・カントナに次ぐ2位の得票を得るなど高い評価を得た。そして、後に選手兼監督としてチェルシーを指揮し、指導者としての道を歩み始めている。