この夏に経営陣が刷新されたチェルシー。2003年にクラブを買収したロマン・アブラモヴィッチ氏、そして、重役として辣腕を振るってきたマリーナ・グラノフスカヤ氏もクラブを去った。

そうしたなか、かつてチェルシーの大エースとして活躍したディディエ・ドログバは、2人に感謝のメッセージを出した。

ディディエ・ドログバ

「プレミアリーグの新シーズンが開幕し、チェルシーのホーム初戦が迫るなか、自分が所属していた当時のクラブでとても重要な存在だった2人に焦点を当て、感謝を伝えたい。

まず、マリーナには良い時も困難な時もいつも支えてくれたことに感謝したい。

自分がアンフェアだとはっきりと言って(2009年のCLバルセロナ戦)、大半の人間から批判された時も。

このクラブ、エンブレム、ファンを大切にする人間として、マリーナやごく少数の人だけがそれを理解してくれた。

彼女のこのクラブに対する貢献は、外部の人間たちが知っている以上のものだ。

19年間、彼女はワールドクラスのクラブを築くため、この青き旗をサッカー界で高く掲げるために懸命に取り組んできた。

そして、ロマン。ボス、僕らが一緒に分かち合った瞬間の話をする必用はない。あなたへの忠誠と尊敬は死ぬまで持ち続ける!

プロとして、個人として、あなたには感謝してもしきれない。その信頼とサポート、僕らの夢を叶えてくれるために作り上げたビジョン。

あなたはサッカー界に無名な存在としてやってきたが、チェルシーで勝ち取れるもの全てを勝ちとって去っていく。

僕らは誰も奪うことができない歴史を一緒に作った。それはここに永遠に存在する。

Спасибо(ロシア語でありがとう)」

2人はともにロシア系であるため、ドログバは最後のロシア語でも感謝を綴っている。

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なお、アブラモヴィッチ氏のもとでチェルシーは、CL2回、EL2回、プレミアリーグ5回、FAカップ5回、リーグカップ3回の優勝を達成した。

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