インターネット規制当局の「Ofcom」が、サッカー選手に対するインターネットでの攻撃に関する調査結果を発表したそうだ。
『Guardian』が伝えたところによれば、プレミアリーグのサッカー選手618人のツイッターアカウントを調査し、直接タグ付けされた投稿を調べたもの。
その期間は2021-22シーズンの8月13日から1月24日。5ヶ月間に投稿された230万のツイートをレビューしたとのこと。
そして、その中にある「攻撃的なメッセージ」(中傷的なもの、否定的なステレオタイプなもの、冒とく的な表現や怒りの絵文字が過度に使われているもの、選手を脅迫するもの、嘲笑または侮辱するもの)を抽出したという。
5ヶ月間で選手に向けられた攻撃的なメッセージはおよそ6万件で、1日平均では362件。全選手の68%が嫌がらせ行為を経験していた。
そして、その6万件の攻撃的なメッセージのうち、およそ50%は12名の選手に向けたもので占められていた。そのトップ10は以下の通り。
- クリスティアーノ・ロナウド:1万2520件
- ハリー・マグワイア:8954件
- マーカス・ラッシュフォード:2557件
- ブルーノ・フェルナンデス:2464件
- ハリー・ケイン:2127件
- フレッジ:1924件
- ジェシー・リンガード:1605件
- ジャック・グリリッシュ:1538件
- ポール・ポグバ:1446件
- ダビド・デ・ヘア:1394件
また、クラブ別ではマンチェスター・ユナイテッドが突出して多かったとのこと。
- マンチェスター・ユナイテッド:37892件
- マンチェスター・シティ:5231件
- チェルシー:4908件
- アーセナル:3830件
- リヴァプール:3743件
- トッテナム:3059件
- エヴァートン:1330件
- アストン・ヴィラ:1305件
- レスター・シティ:991件
- ウェストハム:755件
そして、選手に対しての全ツイートのうち「攻撃的なものが送られた割合が高い」クラブは、なんとトッテナムだったという。
- トッテナム:3.7%
- マンチェスター・ユナイテッド:3.2%
- エヴァートン:3.1%
- クリスタル・パレス:3%
- レスター・シティ:2.8%
- マンチェスター・シテイ:2.4%
- アストン・ヴィラ:2.2%
- アーセナル:2.1%
- ニューカッスル・ユナイテッド:2%
- リヴァプール:1.7%
そして、攻撃的なツイートの割合が最も高かった選手はニューカッスル・ユナイテッドのDFキアラン・クラークであったとのことだ。彼は昨年11月30日のノリッジ選で退場になった際、記録的な虐待的ツイートでの嫌がらせ行為を受けていたそうだ。