大会の“狙い”
韓国代表の指揮官を務めるのは、ポルトガル人のパウロ・ベント監督。
現役時代は守備的なMFとして活躍し、ポルトガル代表でもプレー。指導者としても同代表やスポルティング・リスボンを率いた経験があり、韓国代表の監督には2018年ワールドカップ後に就任した。
今回のE-1選手権に臨むにあたり、パウロ・ベント監督は「初招集のメンバーたちが代表チームで練習できる期間が短く残念だが、代表チームが追求する戦術と哲学をよく理解できるようにする」とコメントしている。
このコメントから分かるように、国内組のパフォーマンスのチェックをメインに、これまで韓国代表チームが積み上げてきた戦術・哲学を新しい選手たちに浸透させることをテーマに挙げている。
また、現在韓国はE-1選手権を3連覇中。もちろんファンからは4連覇の期待が寄せられている。
新しい選手への戦術・哲学の浸透、大会4連覇と、難しい両立が課せられたパウロ・ベント監督。クリスティアーノ・ロナウドらにも慕われた名将の手腕が試される。