季節は夏。照りつける日差しのもとで、今年も多くのイベントが開催されるであろう。

花火、祭り、盆踊り、淡い恋。

それらを差し置き、我々にとって特に見逃せないイベントが「Jリーグチームの補強」だ。

例年同じことを書いているので見飽きた方もいらっしゃるかもしれないが、Jリーグにおける補強の通説は「冬はチャレンジ、夏はピンポイント」。さらに言うと「守備は国内、攻撃は国外」の傾向がある。

シーズン終盤にかけて熾烈になる争いへ向け、新たな風を吹き込む新外国籍選手たち。

ここでは冬に引き続き、「Jリーグにやって来そうな外国籍選手」を紹介したい。選びに選び抜いた総勢14名。ぜひご覧ください。

ルアン

Luan Guilherme de Jesus Vieira

国籍:ブラジル
ポジション:FW
年齢:29歳
所属:SCコリンチャンス・パウリスタ(BRA)

今夏、アジアのサッカー市場を最も賑わせそうなビッグネームだ。

グレミオの下部組織時代から「ブラジル・サッカー界屈指のアタッカー」と謳われ、各カテゴリーのブラジル代表に選出。2016年に行われたリオデジャネイロ五輪ではU-23ブラジル代表の主力として金メダル獲得に貢献した。

180cmのスラッとした体系からシャープなフォームのシュートを放つほか、ドリブル、パス、FKの全てが一級品。献身的なプレースタイルも評価されている。

グレミオ在籍時には欧州のトップクラブがこぞって獲得に動いたものの、負傷などによりキャリアが暗転。現在もブラジルの名門コリンチャンスに在籍しているが、レギュラーを掴めていない状況だ。

財政難に悩むコリンチャンスはルアンの高額のサラリーをすぐにでも削減したいため、今夏の市場で放出させたい意向とのこと。

契約は来年まで残っているものの、市場価値が下がっているため強気に出られないはず。予算の関係で大きく絞られるが、ファイナルサードで決定的な違いを作りたいJリーグのクラブが獲得に動いている可能性は極めて高いと言えるだろう。

【Jに来るかも知れない度】★★★★

【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★