各クラブの経営状況を監視する「ファイナンシャル・フェアプレー制度」を導入している欧州サッカー連盟(UEFA)。
『L'Equipe』などが伝えたところによれば、今回UEFAは過去数週間の調査の結果、パリ・サンジェルマンに対して「情報公開請求」を行ったという。
パリ・サンジェルマンはカタール投資庁をオーナーに持っているクラブで、国の影響力が強いとされている。
市場価値よりも高い額のスポンサー契約を結ぶことによって収入を膨らませ、多くの支出を可能にしているとも伝えられている。
先日はラ・リーガがパリ・サンジェルマンを「ファイナンシャル・フェアプレーに違反しているのではないか」と法的措置に出る意向を発表しており、すでにフランスとスイスの弁護士を雇ったとも。
ただ、『L'Equipe』から連絡を受けたパリ・サンジェルマンは「これは通常の手続きであり、訴訟などには至っていない」と答えたという。
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なおパリ・サンジェルマンは2020-21シーズンにおよそ2億2430万ユーロ(およそ309.3億円)もの巨額の損失を出していた。