レアル・マドリーの歴史上でも最も失敗した補強の一つに数えられているDFジョナサン・ウッドゲイト。
ニューカッスル・ユナイテッドからレアル・マドリーへと移籍したものの、スペインでは数々の怪我に見舞われてしまった。
しかも満を持して出場したデビュー戦でオウンゴールした上レッドカードを受けて退場しており、2年間で14試合しか出場できずに退団することとなった。
ウッドゲイトは今回アパレルブランド『originalpenguin』のプログラムに出演し、レアル・マドリー時代のことをこう振り返っていたという。
ジョナサン・ウッドゲイト
「失敗という単語は、私がレアル・マドリーにいた時のことについて使う一言だね。
世界最大のクラブと契約するとき、誰もがそこに行って違いを作りたいと考えるものだが、私はそれができなかった。
トロフィーを獲得できなかっただけでなく、ほとんどプレーしなかった。なので失敗と見なせるものだ。自分のキャリアを振り返ればそれが伝わってくるよ。最大のステージで、自分の体が私を失望させた。
マドリッドでは、体幹と背中の筋肉を鍛えるために1日に1000回もの腹筋運動をしていたよ。それを考えると、どうやって体調を整えようとしていたのか…。
どちらかといえば、それは私の背中にさらなる問題を引き起こしたよ。なので結局、リーズ時代にやっていた古い理学療法に立ち返った。
あるときには、クラブに手紙を書いてきた人物の手法も試した。彼はある草を煮込んで、それをラップに包んで私の足に巻いたんだ。『これは何だ?レアル・マドリーにいる自分が、なぜ草を足に?』と思っていたよ。
クラブは『ウッドゲイトの怪我は心の問題』だと思っていた。検査では問題が発見できなかったが、私は走れなかった」
レアル・マドリーでは検査してもなかなか原因がわからない怪我に悩まされ、治療も難しい状況になっていたようだ。