プレミアリーグでは2位、UEFAチャンピオンズリーグでは準優勝となったリヴァプール。
アーセン・ヴェンゲル氏は、CL決勝の1週間前に行われたプレミア最終節の影響があったのかもしれないと指摘した。『beIN SPORTS』でこう述べていた。
アーセン・ヴェンゲル
「先週味わった失望感、最終戦でタイトルを奪われたことで、どこかで自信のレベルを落としたのかもしれない。
違いを生み出すはずのサラーとマネにも、いつものようなフレッシュさや違いを生み出すという信念がなかった。
ティボー・クルトワのせいだが、(リヴァプールは)全体的に及ばなかったというのが正直なところだ。
ある段階までは、リヴァプールが同点に追い付いたら、彼らがこの試合に勝つだろうと感じていた。
だが、チャンスを仕留めるスペシャルな瞬間を見つけることはできなかった。その多くはクルトワのせいだが。
カルロ・アンチェロッティは大きな役割を果たした。選手といい関係を築いている。
選手たちは彼と向き合った時にリラックスしているように見えるし、彼は大物選手の扱い方を分かっている。
ただ、選手たちも素晴らしい経験を積んできた。特に中盤の選手たちは。
トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、フェデ・バルベルデ、カゼミロは素晴らしかった。彼らはともに勝ってきた経験がある。
試合で難しい状況に陥っても、乗り越えられると分かっている。それを経験してきたからだ。
特別な何かがある、アンチェロッティは賞賛に値する。
ただ、ともに過ごすことで特別な絆も生まれる。友達同士に見えるスターチームは必ずしもそうとは限らない」
プレミアの優勝争いが最後までもつれたことで、心身ともに影響があったと感じたようだ。
一方、レアルも1週間前にリーガ最終戦を戦っているが、4月末の段階で優勝を決めていた。