植田 直通

所属クラブ:ニーム(フランス2部)
今季の成績:26試合0ゴール

南野拓実がエースだった“94世代”は守備のタレントも豊富だった。その筆頭格が浦和レッズのDF岩波拓也であり、植田直通であろう。

彼のプレーであり生き様は昔ながらの九州男児そのもの。粗削りではあるが体のぶつかり合いでは絶対に負けないという信仰にも近い決意を持っており、そのスタイルにおいては日本の頂点にあった。

ただ逆に大柄な選手が当たり前の欧州において、彼の個性は埋もれやすい部分もあるのだろう。ベルギー、フランスで奮闘はしているものの下の世代の冨安健洋らのような成功は収められていない。

日本代表でもセンターバックの4~5番手とワールドカップ出場は当落線上だ。契約は来夏までだが所属するニームは巨額の負債を抱えており、日本への復帰も考えていいのではないだろうか。