90年代末から現在までサッカー界で一時代を築いた代理人ミーノ・ライオラ氏が死去した。享年54歳だった。
ミーノ・ライオラ氏は1967年生まれで、南イタリアのサレルノ地方出身。1歳のときに父親が育ったオランダへと移住している。
高校から大学にかけて英語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、オランダ語を習得し、18歳で選手を引退してからビジネスマンに転身している。
エージェンシーの『SportsPromotions』で働いている間はブライアン・ロイ、マルシアーノ・フィンク、ビム・ヨンクなどの選手を担当。
そしてデニス・ベルカンプやパヴェル・ネドヴェドの大型移籍を実現させたことから名代理人としての評価を受け、それから多くの有名プレーヤーをマネージメントしてきた。
現役選手ではポール・ポグバ、ヘンリフ・ムヒタリャン、ズラタン・イブラヒモヴィッチ、アーリン・ホーラン、マリオ・バロテッリ、ジャンルイージ・ドンナルンマなどを担当し、ジョルジュ・メンデス(Gestifute)やジョナサン・バーネット(ステラー・グループ)らとともに世界のトップを走ってきた。
1月に彼はミラノの病院に入院したことが発表されていたが、その際には病気の名前は明かされておらず、生命を脅かすものでもないと伝えられていた。
しかし『Corriere dello Sport』などの報道によれば、それから数ヶ月の間に彼の病状は悪化し、深刻な状態になっていたとのこと。死亡に至った原因は肺疾患であるという。
【追記】この報道が行われたあと、ライオラ氏の公式ツイッターがメッセージを更新。「殺されるのは4ヶ月で2回めだ」というコメントとともに、死亡説を否定する声明を出している。