鹿島アントラーズは10日に行われたJ1リーグ第8節で、横浜F・マリノスに0-3で敗れた。
鹿島は水曜日のアウェイ戦に勝利して首位に立ったが、ホームに戻って迎えたこの一戦では横浜FMによもやの大敗となった。
チームを牽引するFW鈴木優磨はこの試合も奮闘したものの0-0で迎えた77分に途中交代。チームは鈴木が下がった後に3失点を喫している。
鈴木は試合後、途中交代についてと2月26日以来となった敗戦をこう振り返った。
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
「マリノスもうまいんで、プレスがなかなかハマらなくてボランチの岩田(智輝)選手が浮く状況がどうしてもできていた。
そこはちょっとキツいけど(上田)綺世を前に残して、俺がつこうかなと思っていた。そうした中で、やっぱあの時間帯で点を取れなかったことがチームとしては重く、後半の疲れにどっと出たかなと思います。
俺としても後半で絶対に足が動かなくなるというのは前半にやっていて感じましたし、そのくらいすごいキツかった。最悪0-0で俺が下がっても、後半誰かが点を取ってくれるだろうと思っていたんですけど、紙一重だった。
後半もチャンスはありましたし、1本でも相手(のゴール)に入っていれば、逆に相手はもっと出てきてくれた。そうしたらもっと裏のスペースを使えたかなと思います。
けど、もうちょっとチームとして裏を狙うタイミングと、回すタイミングは取り組まないといけないな、とみんなも感じていると思う。そこに向き合っていければ、相手としても、今裏を狙ってくるのかそれとも足元なのかという怖さが出てくると思う。
(0-3という)点差で言うほど俺は悲観してないです」
連戦が続く中、さらにこの試合ではボランチ起用された横浜FMの岩田智輝をチームとして捕まえられず、自身が対応に回ったことで体力が尽きてしまったようだ。
一方で「点差で言うほど俺は悲観してない」と、チームの状態やここまでやってきていることに対する自信も覗かせていた。