オーストラリア代表との直接対決を制し、7大会連続でのワールドカップ出場を決めた日本代表。
その試合に途中出場したFW上田綺世(鹿島アントラーズ所属)が、帰国後の26日にメディア対応に応じた。
上田は2019年のコパアメリカとE-1選手権に出場しているものの当時のチームはU-22代表や国内組であり、今回が実質的なA代表デビューといえるものだった。
そんななか記者から「日本代表で伸ばしていきたいものは?」と聞かれると、こんな回答をした。
上田綺世(日本代表FW)
「これはちょっと難しいというか、細かい感覚的なところが多い。極端にいったら、例えば『左足のシュートを決められるようになりたい』とかそういうことではないんです。
この(日本代表の高い)強度のなかでどのタイミングで動き出して、『あ、ここもっと切り替えを早くして』みたいな。そういうプレーのなかで自分が感じる“些細な部分”を知りたいと思っています。
だから(日本代表を経験した後に)鹿島でこういう練習を増やそうとかそういうことではなくて。どんどん自分の設定(意識)を高くしていける基準がここにはある、ということです」
天性の点取り屋である上田は、こうした取材の場においてその独特の感性で気持ちを表現することがある。
今回も上田らしい言い回しを用いて“日本代表を経験することで得たいもの”を答えていた。